空の下の東京ディズニーリゾート

Jackの日記/2024/04/25

シネマイクスピアリでピクサー初上映シリーズ第2弾「あの夏のルカ」をみてきました。日本にはONE PIECEみたいな作品もあって、人間と魚人(人魚)が対立・差別・迫害みたいな構図にも慣れていると思いますが、海外だとどうなんでしょうね。人魚姫の悲しいお話がまず連想されるので、事前に情報を入れず、悲しい結末もある程度覚悟して臨んだのですが、対立構造はあるものの「陸上では人間の姿になる」という設定によって、ひたすら悲惨な話にはならずに済みましたね。話の中心にレース大会があるので、そちらでの成功の方が人々の関心が高かったのかも。一人ちんけな悪役も用意されて、全部そいつに押し付けて大団円を迎えますが、物語の本質はそこではなさそうでした。

友達と出会い、冒険し、反目し、新しい関係を作るというきれいな起承転結の良作ですね。最初は大人しめなシー・モンスター側の世界観の描写からで目が離せないような展開ってわけではなかったんですが、やはり主人公による友達への裏切りがぶっこまれた辺りで「そっちに行くのか!?」ってちょっとドキドキしちゃいましたよ。

最後に学校という舞台が提示されて終わるんですが、あれが結構唐突に感じたんですよね。あの辺の意図がどこにあったのか、もうちょっと考えてみたいです。