シネマイクスピアリで「夏目アラタの結婚」を観てきました。原作マンガの方は読了済みだったので、筋は知っていたのですが、結婚する二人の息もつかせぬ駆け引きが映像化されるのを楽しみに待っておりました。2時間少々の尺であの濃厚な内容を全部は描けないだろうと思ってましたが、やはりメインの二人に焦点を当ててきましたね。佐藤二朗さん演じる容疑者マニアとか、被害者とその家族とか、児相の同僚とか、弁護人とかそれぞれが独自に動く複雑な話は気になったら原作の方をご確認いただくと楽しめると思いますよ。

僕は「アオイホノオ」という漫画も読んでいて、これの実写化も楽しんでいたのですが、ここで青春時代の主人公たちを演じていた柳楽優弥さんと黒島結菜さんが、「夏目アラタの結婚」でくっつく役どころとなったことが、めちゃめちゃツボったんですよね。「ホノオ君、ホノオ君！」って肩をバシバシ叩いてくる品川真珠とか想像するだけで無限に笑えました。

さて、シネマイクスピアリではもう既に午後とレイトショーの1日2回公演で僕の行った日も客席がまばらだったのが、ちょっと寂しかったですが、僕は楽しめましたよ。獄中結婚、連続殺人犯へ白タキシードでプロポーズとかキャッチーな要素もありますが、人と人をつなぐドラマとしてよくできてると思うんですよね。恋愛映画と法廷映画どっちかと言われたら・・・前者でいい・・・はず？